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2017年11月 3日 (金)

世の終わりの前兆 マタイ24:1-14 亀有教会牧師鈴木靖尋 2017.11.5

 聖書は「世の終りが来る」とはっきり預言しています。しかし、それは必ずしも人類の破局ということではありません。イエス・キリスト様が再び来られ、神の国が完成されるときでもあります。悪が一掃され、キリストのご支配がやってくるのです。ですから、世の終りの一連の出来事は、神の国が完成する産みの苦しみでもあります。世の終り、キリストが来られる時、どのような前兆があるのでしょう? 6つのポイントで学びたいと思います。

1.にせキリスト

 マタイ24:4-5 「そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。」キリストとは、メシヤ、救い主という意味です。たとえ、そのように言わなくても、「私は神である」とか「神と等しい」と言うのも「にせキリスト」であります。釈迦やマホメット、教祖的存在もにせキリストです。現在、教祖的な人といえば、文鮮明の統一教会があります。今は「世界平和統一家庭連合」と名称を変えています。韓国よりも、聖書を知らない日本人の方がカモにされています。また、非常に反社会的なオウム真理教があり、今も存在しています。終末思想と超能力が入口になり、インテリ層も洗脳されました。大川隆法の「幸福の科学」があります。これは仏教とキリスト教徒と哲学の混合であり、金儲けのために造られた宗教です。世界大戦後、アメリカで生まれた新興宗教「エホバの証人」があります。日本でもご婦人方が訪問していますが、真面目な人ほど惑われやすいのです。いわゆる教祖はいませんが、ニューヨークの本部が「にせキリスト」になっています。キリスト教会でも、奇跡やしるしを行う場合、自分が神的な存在であると思う誘惑があるでしょう。目覚ましい奇跡を行なうベニー・ヒンはぎりぎりのところにいるかもしれません。サタンは「あなたがたが神のようになる」(創世記35と誘惑しました。私たちはたとえ大きなことを成し遂げたとしても、神さまのしもべであり、すべての栄光は主に帰すべきです。

 イエス様は「人に惑わされないように気をつけなさい」とおっしゃられました。偽モノが多くあるからと言って、本物がないという理由にはなりません。たとえば、ニセ札を例にとって考えたいと思います。千円札のニセ物ではコスト高になります。かといって、10万円札を造ってもすぐニセ物とバレてしまうでしょう。だから、偽札造り屋は1万円の偽札を造るのです。もし、世に偽1万円札が出回っているとしたら、人々は1万円札を使わないでしょうか。本物があることをちゃんと知っているので、1万円札を使います。同じように、この世にニセモノがあるから、宗教はみなおかしいと考えるのは早計です。キリスト教のニセ物が多いのは、本物にまねようとしているからではないでしょうか。銀行員はどのように偽札がわかるのでしょうか。彼らは偽札にどのようなものがあるのか研究しません。いつも、本物のお札を見て触っているので、偽札がすぐわかるそうです。私たちもいつも本物に触れていたら、だまされることはありません。

2.戦争と戦争のうわさ

 マタイ246-7「また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり」。歴史は戦争の歴史ですが、これは世界をまきこむ世界大の戦争です。20世紀は第一、第二次世界大戦がありました。近年「核拡散防止条約は先進国の我がまま」ということで、インドやパキスタン、北朝鮮も核を持ちました。イスラエルは核を持っているのではないかと噂されています。国同士、核弾頭を世界の主要都市に狙いを定めセットされています。現在のものは広島の何百倍もの威力のある原爆で、そういうのが4つか5つ落ちたら地球が自体なくなるといわれています。そういう、第三次世界大戦がいつ起こるとも限りません。最近、北朝鮮のミサイルが日本海に何発も落ちています。いざという時のため、アメリカ軍の空母やイージス艦が何隻も備えています。まさしく、戦争のうわさに満ちています。

 また、7節には「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり」と書かれています。これは単なる戦争ではなく、民族同士の紛争や戦争のことです。第二次世界大戦後、多くの国が独立して平和になったように思えました。ところが、国の中で民族どうしが争うようになりました。たとえば、黒海とカスピ海の間のカフカス地方、アルメニアとかアゼルバイジャンなどです。そして、旧ユーゴ、スラビヤなどの東ヨーロッパでも紛争がありました。東南アジアではカンボジアやミャンマーの内戦がありました。アフリカの場合、植民地時代は安定したように見えていました。しかし、独立した後、民族間の紛争が勃発しました。ケニア、ブルンジ、ルワンダなど部族同士の恐ろしい殺戮がありました。現在のアフリカは、私が小学校で習った地図よりも、はるかに多い国々があります。また、中東のパレスチナの紛争は、世の終りのハルマゲドンの舞台となると言われています。今、この時も世界中の10数か所で紛争が起こっています。  

      

だれしもが平和を望んではいますが、人間には罪があるので戦争をしてしまうのです。恒久的平和は、イエス様が再び来られて、この世を統べ治めるときです。イザヤ24「主は国々の間をさばき、多くの国々の民に、判決を下す。彼らはその剣を鋤に、その槍をかまに打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを習わない」と書かれています。本当の平和は神の国の完成時にやってきます。それでは、今は無理なのでしょうか。私たちは何よりも先に、神との平和を持つことが必要です。その次に、隣人どうし愛し合うのです。社会や世の中を変える前に、まず、隣人、夫婦、家庭の平和から始めるべきです。そして変えられた人たちが、はじめて平和な社会を作ることができるのです。私たちクリスチャンは平和を作り出す者として召されています。

3.ききんと地震 

 

 マタイ247「方々にききんと地震が起こります」。ききんというのは、自然災害(干ばつ、津波、火山噴火)や、紛争などによって、突発的に起こる食糧不足のことです。ききんが長期間続くと飢餓状態になります。近年は、熱帯雨林の伐採や焼き畑によって砂漠化が進んでいます。化石燃料を燃やすので、CO2が多くなり地球温暖化が進み、海面温度が上昇しています。そのため世界のあちこちに異常気象が起こっています。あるところでは全く雨が降らず、また、あるところでは大洪水になっています。台風が発生する頻度やその大きさも桁外れです。日本は山地なので、九州沖縄、北海道まで安全なところがないくらいです。

世界ではききんがますます深刻化しています。さらに度重なる内戦が食料不足に追い討ちをかけています。国連WFPなどが発表した報告書によると、世界で約8億人もの人々が飢えに苦しんでいると言われています。これはすごい数字です。全世界の9人に1人が飢えているという計算になります。その中の約2億以上が5才未満の子供達だそうです。10数年前、カンボジアから渡辺宣教師が報告のため当教会を訪れたことがあります。日本は不景気と言われながら、とっても豊かな国です。日本人は1年に数百万人も海外に旅行しているようですが、東南アジアに行かれたら、人生観が変わるのではないかと思います。ゴミをあさっているストリートチルドレン、一杯のミルクをもらうために半日も並んでいる人たちがいます。当教会のCSでも参加していますがチャイルド・スポンサーがあります。毎月4,500 円を送れば、1人の子供が食べて学校に行けるそうです。また、キリスト教の国際飢餓対策機構もあります。ハンガーゼロを目指しています。今、アフリカのモザンビークで宣教しておられるヒンディ・ベイカーの本を読んでいます。世界で最も貧しい国であり、親から見捨てられた子どもたちが道路で倒れています。ベイカーご夫妻はあえて、極貧の国へ行って、ゼロから開拓しました。彼らにパンを与えるだけではなく、自分の子どもとして迎え、ハグして、自分がだれかを教えてあげました。瞬く間に6000の教会ができ、100万人が救われました。

世の終わりには、大きな地震がたくさん発生します。インターネットで『全世界のマグニチュード6以上の地震の発生数と推移』という記事を見ました。マグニチュード6以上の地震は、1890年から1960年にかけて、1年で1件以下のペースでした。ところが、1970年からは1年間で5件位になりました。ところが、2000年以降は突然、大きな地震が増加しました。1年間に35から45件発生しています。日本でも2011年、東日本大震災がありました。マグニチュード9で、日本周辺における観測史上最大の地震でありました。津波被害と原発事故のため、今も苦しんでいます。近々、関東や東海沖の地震もあるかもしれません。昔、葛飾区役所からお電話がありました。「大震災のとき、教会ではどのくらいの方を安置できるでしょうか。お寺さんにも同じような通知をしているのですが」という問い合わせがありました。その時は役員会で相談してからと申し上げ、後でお断りしました。「教会は亡くなった人よりも、生きている人を助けるようにすべきかなー」と考えたからです。

 今から35数年前、韓国の申賢均牧師が幻を見たそうです。ある日の早天祈祷会の後、体を伸ばしてウトウトしていました。すると、目の前に高層ビルが見えました。突然、ビルに亀裂が入り、「ガラガラ、ドスーン」とものすごい地響きで崩れたそうです。申賢均先生は、ガバット跳ね起き「主よ、これは何ごとですか」とお聞きしました。すると、主が「これは日本の東京だ。日本が悔い改めなければこのようになる」とおっしゃったそうです。それから、申先生は毎年に45回、リバイバルの火を付けるため日本に来られました。聖会で何度もお会いしましたが「愛なる神は、あのニネベの町のように、さばきではなく、救いを与えようとしておられる。それでも、日本が偶像崇拝と淫乱の罪を悔い改めなければあのようになる」と、おっしゃっていました。申先生は既に、天にお帰りになられましたので、私がその遺志を継ぎたいと思っています。神様は地を揺り動かして、霊的なききんを与えようとしておられます。その時は、大勢の人々が教会にやって来るでしょう。そのため、ちゃんとした受け皿を教会は持たなければなりません。まさしく、産みの苦しみのはじまりが来ようとしています。

4.迫害、背教、にせ預言者

 リバイバルと迫害は密接な関係があります。現在、リバイバルが起こっている中国の地下教会やインドネシアにも迫害があります。トルコやパキスタンでは、自分がクリスチャンであると言うと危険です。アフリカの国々の教会もイスラムからの迫害があるようです。これから、日本にも本格的なリバイバルが来ることを信じます。その時に、聖書に書かれているような迫害も起こるでしょう。迫害で本当の信仰があるかどうか試され、救われる人も多いのですが、つまずく人や背教者も多く出てきます。ある人々は「神様はそれぞれの国の文化に、様々なかたちで現れたのだ。だから、どの宗教でも救われる。特定な宗教だけの救いを言うのは偏狭だ」と言うでしょう。しかしそれは間違っています。使徒4章でペテロが言いました。「イエス・キリスト以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名の他には、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」アーメンです。皆さんは、お薬屋さんに行って、風邪をひいているのに、水虫の薬を出されたら、あぶないと思うでしょう。罪にきく薬は新約と旧約に示されるイエス・キリストだけです。

 

11節「にせ預言者が多くの人々を惑わす」と書かれています。最後の大患難の時には「獣と反キリストとにせ預言者」が現れます。しかし、世の終わりにも数多く現れるということです。特に問題とされるのは、「世の終わり」についての預言です。これまでも、世の終わりが来ると何度も預言されていました。ノストラダムスの大預言というのがありました。しかし、最近は聖書がはっきり述べていないことを断定的に言うものがあります。あるブログには「バチカン、イエズス会、イルミナティ、ロスチャイルドなどの陰謀論は極端すぎる」と書いてありました。「世間の裏情報」にはまりすぎるのは「にせ預言者」の思う壺ではないかと思います。また、世界的に有名な伝道者や大教会の牧師を「にせ預言者」と詮索するのも反対です。それでも、私はマイクロ・チップ国民総ナンバー制には、反キリストが準備をしているのではないかと思います。ヨハネの黙示録の書き出しは「イエス・キリストの黙示」と書いてあります。世の終わりは、サタンや反キリストではなく、イエス・キリストが現れるということなのです。世の終わりの教会は、なまぬるいラオデキヤの教会になります。ラオデキヤの教会への勧めです。黙示録318「わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。」私たちは霊的に目覚め、にせ預言者に翻弄させられることがないようにすべきです。そのためには聖書の正しい解釈とキリストの御霊に導かれる必要があります。

5.不法がはびこる

 マタイ24:12-13「 不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。」世の終わりには「不法がはびこり、愛が冷える」と預言されています。一昔前までは、「罪とは人間は進歩の途上のことである。教育を施せば人間は罪を犯さなくなる」と言われていました。ところがどうでしょう。人間は教えられた知識を使って、もっと巧妙に罪を犯すようになったのです。昔は、「よしのぶちゃん誘拐事件」がものすごいショックでした。しかし、今は、殺人事件は日常茶飯事であり、「またか」と心が麻痺しています。まず、刑事もののドラマが良くないと思います。犯罪の仕方を教えています。また、最近のドラマでは一人ではなく、4,5人殺されています。若者たちは戦争のゲームにはまっています。彼らはバーチャルと現実の境目がなくなるのではないでしょうか?「愛は冷たくなり」とありますが、犯罪だけではありません。離婚率が高まり、崩壊している家庭が多くあります。親がいるのに、養護施設に入らざるを得ない子どもたちがいるとは何と悲しいことでしょう。

 パウロが世の終わりに人々がどのようになるか私たちに警告しています。Ⅱテモテ31-5「終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。そのときに人々は、自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、不遜な者、神をけがす者、両親に従わない者、感謝することを知らない者、汚れた者になり、情け知らずの者、和解しない者、そしる者、節制のない者、粗暴な者、善を好まない者になり、裏切る者、向こう見ずな者、慢心する者、神よりも快楽を愛する者になり、見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。こういう人々を避けなさい。」聖書は「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」と命じています。終わりの時代は「こういう人々を避けなさい」と言われています。神の武具で身をまとい、御霊の知恵をいただきながら、人を愛することが必要でしょう。

6.福音宣教

マタイ24:14「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」奥山実先生もおっしゃっていましたが、これこそ、再臨の最も画期的なしるしです。この意味は、世界のすべての人が信じたらキリストが来るというのではなく、「世界のすべての人が福音を聞いたら」であります。福音はエルサレムから始まり、ヨーロッパ全土に広がりました。やがて海を渡りアメリカ大陸に伝わりました。そして、20世紀はアジア、アフリカの時代です。韓国、インドネシア、中国がリバイバルされました。アフリカでもウガンダ、タンザニア、ザイール、ナイジェリア、南アフリカなど大半がクリスチャンだそうです。でも、イスラム教徒からの迫害もあります。ラインハルト・ボンケ宣教師が、アフリカの各地で伝道しました。1回の集会に多いとき50万人も集まったときがありました。彼は年間800 万人の人々にメッセージを語り、200 万人の人々が救いを受けたそうです。現在、Cfanという団体が、宣教活動を受け継いでいますが、2015年で7500万人以上の魂が救われたそうです。残されているのは、イラン、イラク、トルコ、サウジアラビアなどのイスラム圏です。そして、最後にはユダヤ人に戻るのです。最近はユダヤ教徒からクリスチャンになる人がだんだん起こされています。福音は地球をまもなく1周することでしょう。聖書もすべての国民部族が読めるように、1千以上の民族の言葉に翻訳されています。また、ラジオ、テレビ、衛生放送で、世界のどの場所にも福音が伝えられるようになりました。つまり、福音が全世界に宣べ伝えられつつあるのです。そして、終りがきます。

こう考えますと、日本の教会、クリスチャンというのは、やはり島国的な信仰だなーと思います。目先の自分の所のことしか考えていません。世界のことより、自分の教会が少しでも成長しないかなーと思っています。青年たちは、時々、短期宣教に行きます。インドやフィリッピンなどで、伝道すると不思議なくらいに多くの人が救われるそうです。青年たちは本当に変えられて帰ってくるそうです。伝道は簡単だと思うわけでしょう。日本の電化製品はあらゆるところまで行っています。日本人が宣教に出かけたら、現地の人は「優秀な日本人がわざわざやってきた」と歓迎するようです。日本の教会は黙示録のラオデキヤのように、なまぬるいかもしれません。やはり、世の終りが来るという、再臨信仰がボンヤリすると、信仰もボンヤリしてしまいます。ただいま、6つのポイントで申しあげましたが、イエス様は世の終りの前兆を示しながら、いくつかの注意点を与えておられます。第一は「人に惑わされないように」です。偽キリストや戦争のうわさに気をつけて慌てないようにするということです。ききんや地震があっても、それらは「産みの苦しみのはじめなんだ」というのです。今は聖書の他にたくさんの本が世の終りのことを書いています。どうぞ、だまされないようにしましょう。聖書が言う「希望の終末論」を持ちましょう。第二は「最後まで耐え忍ぶ者は救われます」と書かれています。これは、大勢の人がつまずいても、迫害が起こっても、信仰を捨てないということです。キリストは花婿であり、教会はキリストの花嫁です。神さまのみこころは、世の中がどうであっても、花嫁がきよく美しい状態になるということです。私たちは、キリストを待つ花嫁なる教会です。

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